日本語が世界で一番難しい?日本人が英語を習得することの難しさをお伝えします。
どうも!英語の上達の喜びと、挫折の間に挟まれっぱなしのばーしー(@Yuta_Shiba )です。
あなたは「英語がいつまで経ってもできない!」と思ったことってありますか?
そんな挟まれっぱなしのあなたに、今日は諦めないで!君は十分頑張ってるよ! って思ってもらうための話をします。
面白い記事を見つけたので、英語学習で悩んでいる人に気軽に読んでほしい。
- この記事を書こうと思ったきっかけ
- 日本語って難しいと思いません?
- 日本語は「英会話者」にとって最高難易度
- 調査の結果
- この結果が全てではないけどね
- 英会話者にとって日本語が難しいなら、逆も然り
- じゃあ、どうする?
この記事を書こうと思ったきっかけ
ぼくは現在、オーストラリアの世界中の国から旅人が集まるバックパッカーに生活しているんですが、英語はもちろんのこと、言葉に関して驚きの毎日を過ごしています。
中でもこの記事を書こうと思ったきっかけがあります。
スペイン人の友達がイタリア人の友達の話を聞いて笑ってる…!
ある日スペイン人の友達がはイタリア人の友達に話しかけていたんですが、イタリア人が笑い始めました。よく聞いてみると英語の音声ではありません。多分スペイン語です。
めちゃくちゃ不思議だったので、イタリア人に
「あれ、なんでスペイン語がわかるの!?喋れるの!?」
と尋ねると
「喋れないよ。でもなんとなくわかる。」と。
なんだよなんとなくわかるって。
え?え??って感じでした。
スペイン語とイタリア語は同じラテン系の言葉であり、理解がしやすい、ということです。
僕の周りのドイツ人は英語が堪能な人が多い
あくまでぼくの周りの話ですが、ドイツ人は英語が堪能な人が多いです。
ぼくには18歳〜26歳のドイツ人がいますが、漏れなく流暢に、ネイティブとも難なく会話をしています。
ドイツ語の起源はゲンルマン系の言語と言われており、これは英語の起源と同じです。
日本語って難しいと思いません?
海外で生活して英語を身近に、たまに違う言語にも接してみて改めて感じることは、
「ぼくらが話す日本語って難しい。」
少なからず日本語は難しい言語だと信じる人はぼく以外にもいると思いますが、あなたはいかがですか?
しかし、「難しい」と言ってもぼくらは普通に話しているし、漢字を扱う中国人にしたら他の国の人に比べたら習得が容易なことは想像に容易いです。
逆に大学生時代に中国語をかじったぼくにとって、英語学習より中国語学習の方が簡単に感じました。それは中国語と基本の語順が同じの英語の文法が少なからず身についていたこと、漢字を最低限知っていたことに、大学の教授にネイティブの中国人がいたことによると思います。
日本語は「英会話者」にとって最高難易度
さて本題。
何が言いたいかというと、【学ぶ対象とする言語】と、【学習者が何の言語を使うか】、【それぞれの蓄積している知識】、【学習環境】によって言語の習得のしやすさは変わるため、世界中の人々が認める「世界一難しい言語」を決めることはできません。
しかし、英語を母語とする者にとっては、日本語は最も習得が難しい言語のひとつであることは確かです。
お見せしたいのは外交官などの専門職を養成する米国務省機関である外務職員局(FSI: Foreign Service Institute)がまとめた
【英語を母語とする者が習得するのにかかる期間を元に各言語の習得難易度】
(https://en.wikibooks.org/wiki/Wikibooks:Language_Learning_Difficulty_for_English_Speakers)
ちなみにFSIに在籍する生徒は
・平均年齢40歳程度
・英語のネイティブスピーカー
・正規の言語教育を受ける優れた適性がある
かなり優秀な人々です。
調査の方法
彼らは1週間に25時間のペースで、6人以下の少人数クラスで勉強し、さらに毎日3-4時間個人的な勉強を続けた結果、それぞれの言語を習得の難易度別に4つのカテゴリー分けしました。
言語の習得の定義
達成レベルの詳細は、日常的・専門的コミュニケーションにほとんど不自由がない程度まて習得したレベルに相当する。と書いてありますが要件は細かく見るとレベルが高いです。興味がある方はリンクをご参照ください。
調査の結果
カテゴリーⅠ:英語と密接に関連する言語
ラテン系言語が目に付きます。
ぼくが英会話学校に行った初日に「ばーしーあなたは何でうちのクラスなの?もっと話せば?」と言ってきたブラジル人にこの事実を突きつけてやりたい。
カテゴリーⅡ:英語と大きな言語的な文化的違いを有する言語
ヨーロッパ圏で文法が難しいと言われているフィンランド語がここに入っています。
また、タイ語、ベトナム語、タガログ語と、東南アジア勢が現れてきました。
カテゴリーⅢ:英語のネイティブスピーカーにとって極めて困難な言語
英会話者にとって習得が難しい部類の言語です。
日本が入っています。入ってるんですよ。
その他の言語
英語の語源と同じと言われているゲルマン系のドイツ語がその他の言語として分類されていますが、これはどういう分け方なのでしょうか。
カテゴリーⅠが習得時間23〜24週、カテゴリーⅡが44週とすると、両者の間にある分類するには数が少なかったカテゴリー、ということでしょうか。
カテゴリーの中でも特に難しい言語
表を見返していただいて、カテゴリーの中には下線が引かれている言語があります。
これは、中でも特に習得が難しいとされている言語を示しています。
ええ、日本語に下線が引かれているんですよ。
この結果が全てではないけどね
世界の言語について話者数、分布、方言、系統、聖書の翻訳の有無などを掲載している「エスノローグ」 (Ethnologue) は、2017年現在7,099の言語が存在するとしているので、この結果が全てはないのは理解すべきところではあるけど、他の主要な言語に比べると難易度が高い部類に入ることは間違いありません。
つか調べていてびっくりしたんだけど、言語って7,099種類もあんの?
英会話者にとって日本語が難しいなら、逆も然り
「英語が母語の言葉を扱うエリート」が日本語を習得するのに2,200時間かかるということは、逆も言えるということです。さらに言うと、この記事ではあくまで授業時間が2200時間であって、それに加えて1日3-4時間の自習を継続的に行った結果としているので総計で3800時間程度となるはずです。
つまり言葉の習得に慣れていないぼくが、あなたが英語を習得するまでには最低でも3,800時間以上必要というわけです。
3,800時間って、え?
仮に1日10時間、活動時間があるとして、赤ちゃんになったつもりで全ての時間で英語を聞いて英語を発すれば380日ですから1年ちょっとで習得できますかね。
もうほんとバブーって感じです。
じゃあ、どうする?
さて、今まで3,000文字を使ってなぜぼくらが英語の上達が遅いかを懇々とお伝えしましたが、これを読んでも残念ながらあなたの英語力は1mmも伸びていません。
でも、英語を習得するには、当然に時間と労力はかかるもんなんだ!と思っていただけました?
頭の良い人でも3,800時間かかる、と思えば、それくらい時間をかける必要があるんだから焦っても仕方ない!と思ってもらうことがぼくの本望です。
そして、じゃあ効率よく学習していくにはどうしようか、という話なんですが、話が長くなってしまったのでまたまとめて、次回お話しします。
ということで今日はここまで!
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