依存症はある?マリファナの売人に、大麻の是非を聞いてみた【ニンビン】
ばーしーです。
日本では非合法のマリファナ(大麻)。
ぼくが現在滞在しているオーストラリアでは、マリファナは日本に比べると割と近い存在です。非合法ですが。
マリファナについての記事をずっと書きたいと思っていたのですが、記事のネタとして軽く取り扱えない話なので躊躇していました。しかし2018年に入りオーストラリアでの医療用大麻の国外輸出が解禁されるなど、マリファナの規制緩和の流れが強くなっており、日本人でも今マリファナに関心を持ち始めている人がいると思い、公開することにしました。
今日お話しするのは、【オーストラリアでマリファナの売人に聞いた話】をしますが、あくまでぼくの妄言として読んでください。
人物の特定を防ぐため、詳しい場所と人物の詳細については伏せます。
では、参ります。
- オーストラリアにはマリファナ(大麻)の町がある
- マリファナの町、ニンビンに行ってみた
- ニンビンの売人
- 売人に話を聞いてみた
- マリファナの売人に話を聞いてみた
- マリファナのバイヤーと会った感想
- マリファナの是非に関する意見
オーストラリアにはマリファナ(大麻)の町がある
クイーンズランド、ゴールドコーストから車でおよそ2時間走らせた場所にあるニンビンという村は、500mほどのメインロードに何店舗かお店が並ぶだけで小さな町ですが、ここには多くの人が訪れます。ここは、マリファナとヒッピーの住む場所として有名な場所です。
マリファナの町、ニンビンに行ってみた
訪れる前のイメージは、混沌としてマリファナに溺れた人々が徘徊しているのかと思っていたんですが、実際に着てみると穏やかな町です。
思ったよりも、町中カラフルで、ハッピー感であふれています。
今回、会うという約束を取り付けたその男が住む場所は、このニンビンから車でさらに30分ほど走らせた場所ということなので、街の探索はほどほどに、さらに山奥へと向かいます。
ニンビンの売人
車で山道を進んでいくと、どこかへ続いていく砂利道が一本だけになり、人の気配が次第になくなっていきます。
道が一本になってからさらに10分ほど進むと、そこにはぽつんとたたずむ家が一軒建っており、家の前には我々を見張る人影が。
「いやあ、君たちよくここまで来たね。」
ゆるい雰囲気で佇む人がこちらに向かって挨拶をしてきました。
ぼく以外に同行していた仲間が数名いましたが、全員の警戒心が高まる中、 「まあお茶でもしてきなよ」と誘われ、車からおります。
椅子に腰掛けるぼくたち一同。静かな山にポツリと佇む家が一つ。
差し出される水。どこから調達したかわからない水。
誰もなかなか口をつけようとしません。この時、「この人がどんな人かわからない」というのが共通で考えていたことです。
そしてここから、急に空気が変わります。
売人に話を聞いてみた
ゆっくりした空気が流れる中、若干の緊張を孕んだぼくたちをよそに、男は話し始めました。
「よく来たね。ここに来るやつなんて、覚悟がないと来れないよ。」
「とにかく行動力があるやつが成功するから。俺がオーストラリアに来た時は…」
男は話し始めると止まらなくなる性格のようで、我々が頷くことしかしないこともあり、延々と話をしていました。
2時間程度が経ちました。
マリファナの売人に話を聞いてみた
話を聞いて同行していたメンバーに若干疲労が見えた頃、彼は、妙な乾燥した葉っぱが入った袋を取り出しました。
その妙な乾燥した葉っぱを色んな人に分けることが仕事だと言っています。
そして、今日遊びに来た我々にその妙な葉っぱを売りたがっていました。
何ですか?と聞くと
「マリファナだよ」と返されました。
まあそうなんだろうな、と思いながらも、せっかくこういう機会も珍しいので、話を聞いてみることにしました。
マリファナについてどう思うか
ー怪しいものだと思ってる?ただ吸うとリラックスできる草だよ。
体に良いし、依存したり攻撃的になる分タバコやお酒の方がよっぽど危険だし害悪だよね。
脳へのダメージが大きいということについてはどう考えるか
ーむしろ脳に良い。吸ってリラックスすることで落ち着くし、精神的に安定する。
疲れた時に吸うと楽になるのもメリット。お酒だと次の日に残ったりするけど、マリファナにはそれがない。
マリファナの販売先
ー実は話が広まって収集がつかなくなることを恐れているため、顧客選びには慎重だ。
インターネットやSNSを通して自分の目に止まった人に声をかけているが、情報を広めそうだと判断したらやり取りを止めることもある。
どこで栽培しているか
ー山のどこかに見えないように栽培している。栽培している正確な場所は言えない。
ニンビンはマリファナで有名だからガバメント(行政)が上空からヘリコプターで栽培していないかを確認しにくることがある。捕まったら一巻の終わり。
今後、マリファナ産業はどうなっていくか
ー何も知らない人がマリファナって聞いただけで“いけないもの”と決めつけているけど、そうは思わない。
すでに娯楽用に認められている国はたくさん存在し、医療大麻として使われている国もある。趣向品としてはタバコやお酒があるが、それらよりも依存しにくく体にも悪くない。精神的には落ち着けて、むしろ悪いことがない。オーストラリアではいずれ合法になるだろうね。
マリファナのバイヤーと会った感想
詳細は伏せますが、一見ヒッピー感漂うゆるい雰囲気を醸し出すも、一度話し始めるとそのゆるい雰囲気の中に熱いものがこみ上げてきてトークは止まらず、相手との会話を楽しむというより自分の中で決まっているトークを喋り続けるというスタイルでした。相当に同じ話を繰り返し話しているのだろうと言う印象を持ちました。
マリファナに関する質問に対してブレないトークを話していましたが、脳への影響がない、健康に良いとといった医学的に不確定なことを真っ直ぐな目で話していたので、マリファナの良さに取り憑かれて、完全に良いものだと思いこんでしまっているんだろうな、と感じました。
マリファナの是非に関する意見
ニンビンでのマリファナバイヤーに話を聞いたまとめとして
・依存性がタバコ・お酒より低い。
・体への影響は良い。脳へのダメージもお酒よりマシ。
・その人自身が売る相手を選んでいる。
・今後マリファナの規制は緩和されていくだろう。
と言っていました。彼から受けた話と調べた内容も交えてぼくなりの意見をまとめておきます。
体への影響
マリファナが体に悪いという明確な根拠はありません。ぼく自身もこの記事を書くにあたって調べましたが、体に良い、もしくは悪いという医学的な根拠は現在発表されていませんでした。
ゲートウェイドラッグ
マリファナはゲートウェイドラッグと言われており、マリファナを入り口として麻薬や犯罪につながるというケースがあります。友人にマリファナが合法の国の出身者や合法の国に行って体験した人がいますが、マリファナを吸っている人の中で、かつドラッグを経験したという人は多く存在します。逆は聞いたことがありません。
日本での規制緩和はあり得るか
日本では日常的に見る喫煙も飲酒も、取り入れすぎて体に悪影響を及ぼすことはわかっていても、個人の趣味の範囲でする人はいます。
ぼく自身はマリファナが日本で規制が緩和すること自体は反対しません。健康への被害が仮にあるとしても、それを理解して個人が本人が楽しむ分にはそれぞれの自由だと考えるからです。
しかし根拠もなく「マリファナは健康に悪くないから」と謳い使用する人がいるとしたら、見定める必要があるのではないかと思います。加えて仮に体への影響がないとわかったとしても、現行の日本の法律で禁止されているものをリスクを冒してまで楽しみたいとも思いません。
ということで、本日はここまで。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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