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海外に住んで変わったこと、変わらなかったこと

 

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ばーしーです。

 

海外に住んで2年。日々めまぐるしく変わる環境に適応し続けて、2年前と今の状況は全く違うのだけれど、そんな海外生活の中で最近感じている、自分自身が変わったことと変わっていないことを、整理するために備忘録として記しておく。

 

 

 

環境が自分を変える

 

日本で社会人をしていた時は、「結果は自分の行動が起こすことで、環境のせいにしてはいけない。環境のおかげでもない」と思っていたけれど、今、オーストラリアに2年過ごして考えが少し変わってきている。

 

自分が起こした結果について、環境のせいにすることはない。これは今も変わっていない。しかし、環境を変えることで自分自身は変わると思う。

 

環境を変えることは「逃げ」か

 

日本にいた時は、特に失敗したり上手くいかなかった時に、置かれている環境について文句を垂れても仕方がないという考えから「環境そのものを変える」ことに対して躊躇をしていたというか、ある種の「逃げ」だと思っていた。しかし、それは間違っていた。

 

僕が就職した2010年、就職氷河期と言われている頃で、自分の周りでは安定した、名のある、収入が高く、ホワイトな企業にすることを目指して必死になっていた。そして必死にとった内定企業は長く勤めることが良いこととされていた。

 

僕自身、「何か違うな」と思いながら卒業してからその企業に6年間勤めたけれど、もっと自分の凝り固まった考えを壊すような人と出会いたい、これが限界だと思ってそこを辞めた。そして海外に出た。

 

大学を出て、一部企業に就職して必死に働いた6年は、僕にとってすごく勉強になった6年で、幸せな6年ではなかった。

 

常に環境を変えていく勇気を

 

海外に来て自分の常識を壊してくれるような出会いを求めた僕にとって、今はすごく幸せだ。環境が人を変える。だから、自分が幸せと感じる方向に環境を変えていくことが必要なんだと思うようになった。

 

付き合う人間が変わって思うこと

 

オーストラリアは多国籍文化で本当にたくさんの国籍の人と出会うし、同じように多くの日本人とも出会う。初めて出会う国籍の人は当然自分とは違う文化を持っているので、日々新しい発見ばかりだし、現地にいる日本人に関しても「大学を卒業して6年間企業で働いてから海外に来る」人間は珍しい方で、様々な年齢、様々な経緯で来ている人がいて刺激的だ。それこそ、ブログでは書けないような日本ではしないことをしたり、聞いたりしている。

 

考えが違う人に耳を傾けるようになった

 

・人は利用するものだと思っている人

・明日のことは考えない人

・友達にお金を借りることをなんとも思わない人

・日本が嫌いな人

・ベジタリアン

・「やればできる」というけどやらない人

 

表立って言える範囲で、これらの人は僕には持ってない価値観で、海外に来るまでは「そんな考えはありえない」と衝突していた人種かもしれない。ここには書けないような人もいて、そのような人たちはもっと刺激を与えてくれる。

 

本当に日本にいた時には会えなかったであろう考えの人が多すぎて、色々な人に会うにつれて、衝突することの意味のなさに次第に気づいていき、今は「どうしてそういう考えに至ったんだろう」と興味を持つようになった。というのも、それぞれがそれぞれの考えや信念の基で行動していて、それに対して僕の考えを押しつけることは無意味だからと悟ったからである。ベジタリアンに「肉美味いんだから食えよ!」なんて言ったところでその人にはその人の考えがあるのだから無駄なのである。

 

違う考えを受け入れることはしなくなった

 

一方で、「僕が今考えていること、感じていること」に対して素直に向き合って、なぜそのように考えるかを向き合うようになった。自分のことがはっきり見えてくると、今度は「違う考えの人に合わせる必要はないな」と思うようになってきた。

 

会社員をしていた時に、自分は組織の一部であり、上司が言うことは組織としての決定であり自分のことのように考えなければならないと考えていて、それがすごくストレスに感じた。我慢していたつもりでもストレスに感じているのは滲み出ていたと思うし、よく上司からは「お前は言うことを聞かないな。素直に返事しておけ」と言われた。それもまたストレスだった。

 

他人は他人、自分は自分

 

違うと思う考えは合わせる必要はないが、排除する必要もない。「この人はそういう人なんだ。そういうもんだ」と思うと気が楽になり、衝突することもなくなる。自分の考えを押しつけることなんてできないし、相手に振り回される必要もない。

 

他人は他人、自分は自分なのである。 

他人を羨んだり、憎んだり、自分と違う考えにいちいちイライラする必要はない。そんなことにエネルギーを使うなら自分が幸せになるためにどうしたらいいか一生懸命考えて頑張っている方が楽しい。

 

とは言ってもまだ理解に苦しむ相手がいた時は余計に一言言ってしまったり、言わなくても心の中で焦燥している時があるので、自分の気持ちをコントロールしていくことが今後の課題かなと思うところである。これが僕の今の伸びシロである。

 

海外に住んで変わった自分、変わらなかった自分

 

刺激的な人から刺激的な考えをもらって、どんどん自分の器が広がっているのだけど、俺は俺である!という器の底は今も変わっていない。僕は自分の幸せのために、これからも刺激的な人と会って面白い考えを吸収していくだろうし、自分のプラスにならないであろう意見や考えは、そっとしまっておくんだろうと思う。

 

以上です。

自分の考えを忘れないようにと思って書き殴ったので、もし、この記事を最後まで読んでいただいていたのならすごく恥ずかしく、嬉しいです。最後まで読んでくれた物好きなあなたのことが大好きです。

 

では、今日はここまで。