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外国人は五月病を知らないー海外に住む僕が考える五月病を治す方法

Reverie (+1 in comments)

 

新社会人、新入生の皆さん、こんにちは、そしてお疲れ様です。

 

新生活がひと段落して5月に入り、そろそろ五月病にかかってしまった人が増える時期だろうか。

 

ぼくは現在オーストラリアで旅をしてしばらく経ちますが、海外に住んでみて気持ちが落ち込んだり憂鬱に思うことが極端に減りました。ストレスを感じることが減ったからです。

 

外国人の友達と話していると、そもそも五月病という概念すらないようなので、今日は日本で五月病にかかってしまったあなたに、海外では五月病がない理由から考察した落ち込む気持ちを回復させる方法】をお伝えします。

 

五月病とは

 

「五月病」と聞いてあなたは何を思い浮かべますか。日本では春に生活環境が大きく変化した中で、新しい生活や環境に適応できないまま5月のゴールデンウィークに入り、長期休暇が明けた後何もやる気が出なくなってしまったり気持ちが落ち込む人がいますが、これを五月病と呼びます。

 

外国には五月病がない

 

ぼくの住むオーストラリアでは、またここで出会うアジア人、ヨーロピアン含め、海外では五月病という概念がありません。理由をいくつか考えました。

 

理由

 

・季節の変化がない(もしくは少ない)

 

・通勤、通学などの移動が苦ではない

 

・そもそも新生活の開始が4月ではない

 

・他人に干渉される文化がない 

 

 

 

季節の変化が少ない

 

plaine humide #2 / Humid Plain #2


 

日本での4月から5月にかけての気象条件の変化は厳しい。春から初夏にかけての季節の変わり目で日々の気温差は大きく、身体の調節機能がうまく働かないことは五月病になる一つの原因です。

 

ぼくは3月の終わり頃に来る生ぬるい春一番の風に当たると子供の頃の入学式、学生の頃の卒業式を思い出しますが、気温や季節の変わり目で以前の記憶が呼び起こされることはありませんか。

 

慌ただしい4月を終え、初夏に向けてじとっとしてくる5月を肌で感じて、毎年気持ちが落ち込んでくるという人は少ないのではないでしょうか。

 

 オーストラリアにおいては四季はあれど比較的温暖な気候なので、季節によって「その季節らしさ」は感じにくいです。 うわああ、5月だ、なんか気分が落ち込むなあ。というのはもしかしたら「5月ってそういうものだから」というある種の思い込みはありませんか?

 

通勤、通学が苦ではない

 

Train


 

日本に帰って成田空港に着いてからの帰路で毎回忘れかけていたことを思い出され衝撃を受けるのですが、満員電車の中で皆うつむきながらスマホをいじって見えない誰かとの関係を頑張って築いていたり、ゲームやネットで外にいるのに自分の世界に没頭している人を多く見かけます。

 

これが毎日、早朝に家を出て深夜に帰ることを繰り返していたらどれだけ精神的に疲れるんだろうか。日本で生まれそだってきた人にとってはそれが「普通」 ですが、海外に来て色々な人の話を聞いてみるとそれは異常です。 

 

オーストラリアでは電車や路面電車は基本的に空いていますし、通勤、通学も自転車やバス、自家用車、路面電車を使い、渋滞もない。

 

始業の10〜5分前に来て定時ぴったりで帰る。実にストレスが溜まりにくい環境です。

 

そもそも新生活が4月ではない


Graduation Spring 2017

 

そもそも五月病がありえない理由ですが、新生活が4月ではありません。

 

オーストラリアは9月であったり、お隣りの韓国は3月であったり、「5月は新生活が終わってひと段落するから考えこみやすい」時期になりえないのです。 

 

オーストラリアやヨーロッパ諸国では18歳の高校生活が終わった後大学に行かずに1年間自分のために使う時間を認められていて、それぞれが好きなように旅をしたり趣味に没頭したり、自分に合った仕事を見つけるために仕事のトレーニングをすることができます。無理に嫌なことをする必要はない。だからストレスを感じにくい。こんな仕組みがあるとは日本を出るまで知り得ませんでした。

 

他人に干渉されることがない

 

Calamon fight

 

日本人は他人に関して干渉しすぎだと、海外に出てみて本当に感じます。 先日もTOKIOの山口君が問題を起こしてニュースやワイドショーで取り上げられ続けていますが、なぜそこまで他人に執着するのだろうか?信じられません。

 

やっていけないことはやってはいけませんが、もう終わってしまったことです。明日になったら変わります。それに自分や家族にされたわけでもなし、鬼の首を獲ったように騒ぎ立てる人がいますが、そうやって他人に干渉しすぎるから疲れるのではないでしょうか。

 

 

 井戸の中で泳ぐカエルだけ見ていないで、海で自由に泳ぐ魚に目を向けましょうよ。 

 

 

五月病を治す方法

 

出る杭は打たれるという言葉があるように、謙遜して目立たないように生きることを美徳とされてきたこの文化は、アジア諸国でも非常に珍しく日本くらいです。

 

自分の今生きる場所、環境にだけ目を向けていると世界が狭くなり、悩みが増え気持ちが落ち込むんだろうなと思います。実際にぼく自身もそうでした。しかし海外に出て、視野が広がり、自分の悩んでいたことって本当に小さかったんだな、と身をもって知ることもできました。

 

Point

 

・日々の生活に追い込まれすぎないように、外の世界、自分が知らない世界を覗いてみること。

 

・他人に捉われすぎないこと。他人は他人、自分は自分と認識すること。

 

「5月だから」という固定概念は捨てること。何月でも悩みの質は変わりません。

 

 

それでもダメなら海外に来てはいかが

 

ぼく自身、海外に来て本当に充実した生活を送っています。

幸せとは何かを日々考えながら、他人からの嫉妬や目的のわからない怒りを聞くことなく幸せに暮らしています。

 

 

もしどうしても環境を変えたければ、行動です。

 

 

 

他人に関してもっとどうでもよく、自分の幸せに目を向けてみたらいかがでしょうか。

 

ということで今日はここまで。