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漫画村が使えない!?漫画村閉鎖の理由と方法についてまとめてみた。

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どうも、漫画大好きばーしーです。

 

巷で物議を醸している「漫画村」。ぼくは現在オーストラリアに住んでいますが、海外に住む日本人もこのサイトを利用したことがあるという声を耳にします。こう言うのがすぐに広がる日本人特有の“得してやる根性”ってすごいなって思います。

 

そんな話題の漫画村ですが、とうとう封鎖されたという話を聞いたので、今日は漫画村が閉鎖された理由、方法をまとめてみました。

 

 

 

 

漫画村とは

Manga

 

インターネット上で漫画や雑誌を無料で閲覧できる違法サイトのことです。無料で漫画が読めるラッキー!なんて思ってしまいがちですが、「漫画の売り上げ部数が落ちる=漫画業界の衰退」につながるのでマンガ好きとしては深刻な問題ですよ、これは。

 

はじめにも申し上げましたが、海外にいる日本人でも隠れて使っているという人は結構います。基本的に「家から漫画を持ってくる、海外の書店で最新の日本の漫画を買う」ということができませんからね。

 

 

どうやって運営していたか

 

さて、利用者にとっては無料で漫画、雑誌を読むことができるということで「違法ダウンロード無双!」と若年層の間で話題になっていますが、運営者はどうやって利益を得ていたんでしょうか。

 

広告収入

 

一つ目は広告収入です。ブログやウェブサイトにも貼ってありますし、YouTubeも観る前や途中でCMが流れますよね。あれです。

 

ぼくのブログにもいくつか 間違って押すか押さないかの微妙な位置に 設置してあります。いわゆるスポンサーというものでこれが情報発信する人にとっては飯の種になってくわけですから大事なんですよ広告って。これがあるから情報発信者は良質なコンテンツを発信できるわけだし、読んでる人、観てる人有益な情報を得られるわけですから。

 

でもこの漫画村の場合は著作権を無視して本来著作権者に行くはずの利益を奪ってしまているわけですから 羨ましい けしからんですよね。

 

 

仮想通貨マイニング

 

マイニングってご存知でしょうか。英語ではminning。「採掘する」という意味です。鉱山に行って山を削ってお宝をゲットするイメージのアレです。

 

仮想通貨マイニングとは、アクセスした利用者が自動的に仮想通貨の採掘を行うように仕組まれていることを言います。以下詳細です。

 

トレンドマイクロの岡本勝之氏は「コンピューターの計算能力を使うことで仮想通貨がもらえる様々な不正サイトの監視を行う中で、著作権を侵害している海賊版サイトに仮想通貨採掘のスクリプトが埋め込まれていることがわかった。仮想通貨の取引に必要な計算を手伝うことで、お礼に仮想通貨がもらえる仕組みだが、こうしたサイトを見ている人のパソコン・スマホの計算能力を使って仮想通貨のマイニングを勝手に行っている」と話す。

マイニングとは、ブロックチェーン(取引記録)を作っていく過程で計算処理を行う代わりに仮想通貨をもらうというもの。ITジャーナリストの三上洋氏は「仮想通貨の動きがあったときに、”それ本物?””その取引本当に行われたの?”ということ世界中の参加者全部できちんと認め合う、そのための計算をする。これには膨大な計算能力が必要で、その計算をしてくれた方にご褒美に仮想通貨をあげますよということ」と説明する。

 

出展:漫画村、今度は利用者のパソコンやスマホを仮想通貨"強制マイニング"に使用し荒稼ぎか

 

まとめると仮想通貨は形のない物なので参加者が認めないといけないんだけれども、そのための労力がかかるからやってくれた人(計算してくれた人)には通貨をあげる。

 

そして実は、「漫画村で漫画を読んでいるあなたのパソコン・スマホも自動的に協力しています」ということです。ちなみに広告費用とは別に、運営者はこの強制マイニングのみで月200〜300万円稼いでいるのではないかと言われています。すげーです。 全くけしからんです。

 

 

どうやってサイトが封鎖したか

 

サイトを潰す方法は二つ考えられていました。

 

サイトブロッキング

 

一つ目は、我々一般人がサイトに入れなくするように情報を規制するという方法。

 

中国の友達が、中国ではFacebookやtwitterなどのSNSを使用できないように政府がコントロールしていると言っていましたが、同じようなことをするということですね。

 

【情報を国が封鎖する】ということや【アクセスした人を検閲する】ということが憲法の違反にあたるのではないだろうかという理由で簡単には実行できない手段でした。

 

そしてサイトブロッキングは特定のドメインに対して行うので、ドメインを変えればまた同じようにアクセスできてしまう。ぼくもブログを運営しているのわかりますが、ドメインをちょこっと変えるくらいならなんてことはないです。ですからサイトブロックする→ドメインを変える→サイトブロックというイタチごっこになるのでは?

 

 

もう一つがこの法律を利用することでした。

アメリカで制定された法律で、著作権を侵害していると申請し、認められると対象を凍結できる法律です。今回カナダの女性向け小説大手のハーレクイン社が申請し、Googleがこれを承認しました。

 

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実は集英社、講談社等の日本大手出版会社もすでに漫画村に対して削除申請していたんですが、今回ハーレクイン社の申請を承認され得たことにより封鎖となりました。

 

 

海賊サイトの今後はどうなる

 

漫画村の今回の一件で「海賊サイトへの対策」の前例ができれば、なくなっては新しくできるこういった同様のサイトに対しての対応のスピードが速くなるかなと思う反面、一つ一つ潰していくのではキリがなく、新規参入のサイトの設立を防ぐ大きな一手を作ることが必要ではないでしょうか。

 

ということで、今日はここまで。

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参考: 「海賊版サイトのブロッキングは憲法違反」「漫画村は国内から配信されている」 楠正憲さんに聞く (1/3) - ITmedia NEWS