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オーストラリア、457就労ビザの基準厳格化へ。何が変わるの?

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どうも!オーストラリアでワーホリ中のばーしーです。

 

オーストラリアの外国人向け就労ビザ(457ビザ)の発給が厳格化される話が上がっていますね。各メディアの速報と、どう変わるかをまとめましたのでどうぞ。

 

 

 

各メディアの記事

 

www.abc.net.au

jp.reuters.com

www.bbc.com

 

 

457就労ビザとは

 

さて、話題に上がっているオーストラリア457就労ビザ(以下457ビザ)ですが、イマイチピンとこない方にご説明しておきます。かくいうぼくも速報を聞いた瞬間は「457ビザ??」という感じでした。


Temporary Work(skilled)visa(subclass 457)

 

457就労ビザは、オーストラリア労働市場において適した人材が見当たらないということを理由に、海外労働者を雇用することを可能にするビザで、「457ビジネス・ビザ」、「ビジネスビザ」とも言われています。

 

必要条件 


・必要な資格並びに経歴を持っていること
・スポンサーと雇用契約を結んでいる、または、ビザ申請によって結ぶことができる
・英語力の証明(IELTSなど)ができること
・不法滞在など、過去にビザ上のトラブルがなかったこと
・健康状態に問題がないことなど

 

有効期限


申請者本人:12カ月~4年(ビジネスの設立年数による)

 

永住権への変更

 

また、457就労ビザ取得後2年が経過し、同スポンサーとの同意があり、かつ、諸条件を満たすことで永住権の申請が可能になります。

 

オーストラリアに来た外国人で働き先を見つけた人が、雇用主に認められた場合、最大4年間の在住の期間を延ばせるビザです。つまり、外国人がオーストラリアで永住権を取得するための入り口の一つと言えます。

 

今回の変更で何が変わるのか

 

ターンブル首相は下記の通り説明しています。

 

期間を最大4年としていたものを、短期間2年〜長期間4年とする

期間の短いビザについては、対象の業種が現在の650から450まで削減される

 

補足ですが、短期間2年というのは、暫定的な技能者不足に対応する短期間分には2年間のビザを設けるとしています。

 

そして457ビザを発行できるスポンサーは限られていて、今回の変更でファーストフード業界からは発行できなくなると述べています。

 

日本人にとっては現地での日本食を提供するジャパニーズレストラン(通称ジャパレス)などで457ビザを狙う人が少なからずいますが、どの形態をレストランでどの形態をファーストフードとされるか、注目ですね。

 

ビザ申請者にはより高い英語力を条件とし、犯罪歴の調査を行う。

 

現在の457ビザでは英語の語学力の証明としてIELTS全科目5.0以上とされていますが、より厳しくなるというもの。

 

nichigopress.jp

 

雇用者にはまず国内労働者や既存のビザ保有者の中から採用できないか検討することを求める。 

 

オーストラリアではビジネスビザを餌に、低賃金で外国人就労者を雇う企業が問題とされています。この宣言からオーストラリア政府が「本当に必要な外国人就労者」を見極めようとしているのが伺えます。

 

 

まとめ

 

これからオーストラリアで457ビザを目指す日本人がどうなっていくかを議論するのは、厳格化の基準が現況では明確になってからになりますが、元々英語と遠い関係にある我々日本人にとってみると、英語の基準が高まることだけとっても状況は厳しくなるでしょう。

 

以上、今日はここまで!

 

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