Adele(アデル)が『hello』の歌詞で「It don't」って言ってるの秘密
日本の外側からこんにちは、ばーしーです。
洋楽好きのみなさん!Adeleの「Hello」って曲、聞いてますか?
めちゃくちゃいい曲で曲調もそんなに早くないので歌詞を噛み締めながら聞いているんですけど、ある箇所で違和感を感じません?なんかミスってね?っていう部分。
今日はそのミスってる部分をネイティブにツッコんでみたので、教えてもらったことをシェアします!
では、参りましょう。
- Helloっていい曲ですよね。
- 歌詞の中で気になるところがございまして。
- どこのことを言っているか
- どうしてItにdoを使うのか、ネイティブに聞いてみた
- 出身によるらしい
- doを使うのはitだけじゃない
- こういうところでも出るイギリス人のレイジーさ
- 結論
Helloっていい曲ですよね。
うん、いい曲です。
この曲で言っている「Hello」はこんにちはではなく、もしもしです。
電話を通じて別れた人に伝えたいメッセージの内容を歌詞にしているんですが、相手には届かず、今まで相手にしてきたことを謝りたいんだけど、届かない。すごくもどかしい。辛い。切ない歌です。
この記事を書きながらも聞いているんですが、もう涙腺が崩壊しそうです。
なんかもう、暖かい毛布に包まれながら、大切な人と寄り添いたい。
ああ、なんかすみません。ちょっとぼくの闇の部分が出てしまいました。
歌詞の中で気になるところがございまして。
本題ですが、文法的に間違ってるところありません??
ぼく英文法得意じゃないんですけど、さすがに、え!ちょ待って!ってなるような初歩的な文法ミスが!!
どこのことを言っているか
ここね、サビに入ってこのパート。
ここ
これ。
It don’t matter
何これえええええ
どういうこと?学校で聞いてた話と違うじゃん。
わかりますか!?この気持ち!授業中は普段おとなしいくせに、テストでこういう誰でもわかるミスを見つけた時だけ、鬼の首捕まえたように先生に文句を言いに行く奴のこの気持ち!!
ということですごくモヤモヤした気持ちなので、さっそくぼくの英語の先生、スティーブン君に聞いてみました。
ハンピングマスタースティーブン君(このブログに出たがり)
どうしてItにdoを使うのか、ネイティブに聞いてみた
ばーしー
「スティーブン、これ、この歌詞、なんかおかしくない?」
スティーブン
「It don’t matter? ああ、そうだね、そう言われればそうだね。」
ばーしー
「いや、おかしいでしょ、おれが習ってきた英語とは違うんだけどね!!」
スティーブン
「落ち着けよばーしー。
リリック的にこっちの方が聞き心地がいいよね。doの方が音に合ってる。」
ばーしー
「え、そんな理由で使うの?doesn'tって使わないの? 」
出身によるらしい
スティーブン
「まあ、、、don'tを使うことはよくあるよ。特にロンドン出身、
いや、多分イギリス南部出身の人たちはit don’tってよく言ってるかな。」
「確かAdelって出身ロンドンじゃなかったっけ?」
ばーしー
「・・・マジじゃん。アデルってロンドン出身じゃん。」
出生名 Adele Laurie Blue Adkins 生誕 1988年5月5日(29歳) 出身地 イングランド・ロンドン
https://ja.wikipedia.org/wiki/アデル_(歌手)
doを使うのはitだけじゃない
スティーブン
「それと、it だけじゃなくてheにもsheにもdoを使うよ。
でもやっぱり文法的にはおかしいから普段の会話でしか使わないかな。」
「おれの意見だけど、ばーしーが思うほど気にしなくていいよ、doとかdoesとか。
まあ、うん。doの方が言いやすいじゃん? 舌が疲れないっていうか?」
ばーしー
「・・・。」
こういうところでも出るイギリス人のレイジーさ
ばーしー
「それ、めんどくさがりすぎじゃない?」
スティーブン
「まあね。イギリス人ってレイジー文化だからさ!」
ばーしー
「ついでに言うけどさ、ライターをライアッっていうのやめてもらえる?
俺、君たちが言ってることほとんどわかんないんだけど。」
スティーブン
「そっちの方が言いやすいじゃん!楽な方がいいじゃん!英語って日本語より簡単だぜ!」
「いいから飲もうぜ!」
結論
イギリスでも、ロンドンを中心にイングランド南部出身の人たちは日常会話で使doesの代わりにdoを使っちゃう。
使いやすいから!ということでした。
文法的には間違っているからあくまで日常会話で使う程度らしいので、非ネイティブのぼくがドヤって使ったら「そこは使っちゃダメな場面でしょ。」みたいなこともあるかもしれません。
使う時と場合の見極めはした方が良さそうですね。
ぼくとしては、英語を勉強していると一つ一つ細かいところが気になってしまいがちだけど、ネイティブの本人たちもそんなに気にしていないようなので、気にしすぎて話すのが億劫になるよりガンガン話していったほうがいいんだな!と改めて感じました。
最後に、ONE OK ROCKのボーカルTAKAがカバーしてる「Hello」がかなりシブいので、It don'tの部分を噛み締めながらぜひ聴いてみてください。本当オススメ。
以上!今日はここまで。
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